不食という生き方(秋山佳胤)読了

まずタイトルだけ見るとダイエット本、という先入観がありますよね。

ですが、少し(だいぶ?)違います。

そもそも不食とダイエットや断食は根本が違います。

ダイエットや断食は「食べたいという欲求を抑える」ということ。

一方の不食は著者の解釈では「食べてもいいし、食べなくてもいい」

この違い、大きいですよね?

私も朝は水やハーブティなどで水分補給するだけ。朝食を抜く「半断食」を続けています。

食べなくてもいいや、と思っているから苦になりません。

この調子で休みの日は1日1食にしています。

年始から始めて4キロ減りました。食べたい時は食べるし、お酒も飲みます。それでいいって自分に許してます。

「食べたいのに痩せたいから我慢!」

これが一番良くない。

ダイエットの前に「なぜ痩せたいの?」と自分の心に徹底的に聞いてみましょう。案外どうでもいい理由なんですよね。

ちなみに高校時代に新体操をやっていた時の私は「とにかく痩せなくちゃ。あの細さにならないと!」と思ってダイエットをしていましたが、全然痩せませんでした。今の方が痩せてる(笑)

著者は弁護士でいらっしゃいますので、色々な方の相談を受けられています。人の感情の不安定さが引き寄せる事例は数多く、そこに原因があると説きます。

「許せない!」

「あいつが悪い!」

「あの人が妬ましい」

「芸能人みたいにスリムに!」

「どうせ私には無理」

これらの感情はマイナスな結果を引き寄せます。

相手の心を変えようと思うから、この様な感情が生まれます。でも、何も変わりません。

ならば自分の心のあり方を少しだけ変えてみる。

それだけで楽になれるんです。

少しだけ心のあり方を変えてみたらどう?と著者は提案しているのです。

「我慢はエゴ 我がままはエコ」

この理由を知りたい方は、一読をお勧めします。

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初出 20170430 桜花帖・別冊より


桜花帖

歴史小説家ときどきラーメン&スイーツ探訪家・伊達桜花のホームページです。 オリジナル創作小説、本の感想、食べ歩き記録など、伊達桜花の好きなものを発信しています。

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